目次事例集超音波距離測定器部品説明


超音波距離測定器 ケース作成





このページではアクリル板を加工して作ったケースを紹介します。
アクリル板を折り曲げるのには「アルマゲドン」を使用しました。


ケースは3つの部分に分けて作りました。
    底の部分と背面パネル

    一枚の板を折り曲げて作りました。
    正面パネル

    音響ホーンを支えるために底板とは別にしました。ホーンの先端がケースの内側になるように底板の端より内側に取り付けました。
    底板と一体でもOKです。
    カバー

    一枚の板を折り曲げて作りました。




展開図

背面パネルの底板側は底板、背面パネル、補強板の三カ所の曲がりが重なるので、3.2mmの穴を開けます。この穴が無いと曲げた部分のアクリルが盛り上がってしまいます。
@からGは折り曲げる順番を示しています。



加工の工程

以下に説明する方法は今回私が行った工程を示しています。必ずしもこの順番で行う必要はありません。自由な発想で作成して下さい。
ポイントは加工後の寸法は必ずしも予定した寸法通りにはならないので、各部を順番に作成することにより、加工の誤差による組立の狂いを極力少なくすることです。(カバーが閉まらないとかがないように)



底板/背面パネルを作る



両サイドの補強部分を先に曲げます。@、A
最初に曲げないと後からでは曲げづらくなります。
「アルマゲドン」で折り曲げる部分が柔らかくなったら、素早く平らな板の上で直角に曲げ、そのまましばらく冷えるのを待ちます。




次に背面パネルの上部(カバーを取り付ける部分)を曲げます。B
この部分はカバーを水平に閉じることができるかどうかに関わりますので、できるだけ正確に曲げます。
この部分を先に曲げるのは曲げる板の幅が狭いので底板の部分を曲げる前に行わないと曲げづらくなるためです。




最後に背面パネルの底板側を曲げます。C
この部分もカバーの取り付けに関係するので、できるだけ正確に曲げます。




正面パネルを作る

正面パネルの幅は底板の両側の補強部の内側の寸法に合わせます。底板の部分の加工が終わってから裁断した方が良いです。


底板側を折り曲げた後、背面パネルとそろえて配置して上部の折り曲げ位置を確認します。D




上部の折り曲げを行います。E
この部分は蓋の取り付けに関係するので、できるだけ正確に曲げます。
曲げた後に背面パネルと並べて高さが合っているかを確認します。
もし、違っていたら、再度、アルマゲドンで温めてから調整をします。




カバー固定金具を作る



カバーの固定は正面パネルおよび背面パネルの上部で行います。カバーを固定するために3mmの雌ネジをタップで開けた6mm角のアルミ棒を使用しました。





6mm角のアルミ棒は2mmの皿ネジを使って正面および背面パネルに取り付けました。
皿ネジを通す穴の上部は5mm位のドリルでネジが埋まるくらい削ります。5mmの穴を開けないように注意します。これで、ネジの頭とカバーがぶつかることは無くなります。




カバーを作る

カバーの部分は板の切断を含めて最後に行います。底板、背面パネルおよび正面パネルの部分を先に作成し、そのサイズに合わせてカバーの裁断および折り曲げを行います。



正面パネルは底板の先端から10mm位置に取り付ておきます。




カバーのAの部分を寸法に合わせて裁断します。この部分は多少狂いがあってもケースの立て付けにはあまり影響しません。

Bの部分は、板に余裕がある場合にはまだ切断しません。余裕が無い場合には後からの加工が難しくなるので折り曲げる前に切断をします。

片方の側面と天板の部分を曲げます。F
側板と天板がピッタリと正面/背面パネルに合うように曲げ角を調整します。
もう片方の側板の位置を決めて曲げます。G
この状態が最終的なカバーの状態になるので、正面/背面パネルに合うように曲げ角を調整します。

板に余裕があった場合、底板からはみ出した部分を切断します。(B)




以上の工程でケースができました。