目次電子回路工作素材集


液晶温度計





秋月電子通商が販売している「デジタル温度計キット」を組み立てましたので、紹介をします。
この温度計は温度センサーとしてIC温度センサー(S8100)またはダイオード(1S1588)を使ようになっています。IC温度センサーでは−40℃〜+100℃までの測定が可能です。また、ダイオードの場合には−20℃〜+150℃までの測定が可能です。キットには両方のセンサーが含まれています。
今回は+100℃以上の温度を測定するためにダイオードを温度センサーに使用しました。
温度計の本体はインターシル(旧ハリス)のICL7136を使用し、ダイオードの順方向微小電圧の温度による変化を測定しています。表示部には3-1/2桁の液晶表示器(SP521PR)を使用しています。最上位桁は「1」のみ表示できます。
ICL7136は非常に低消費電力で9Vの電池(006P)で連続約3ヶ月動作させることができるそうです。

キットには作成に必要な部品が全てセットになっています。ケースも電池も含まれています。ただし、センサーの接続ケーブルはありません。値段は1999年7月時点で2,000円でした。