目次電子回路工作素材集温度調整器


温度調整器 性能測定



温度設定用の可変抵抗器の軸角度と今回の温度調節器で制御した発熱体の温度の関係を測定した結果を以下に示します。

発熱体は温度によるサーミスタ抵抗値の変化を測定したときと同様に5Ω100Wのホーロー抵抗器を使用しました。温度制御および温度測定を行うためにサーミスタと熱電対温度計センサーを抵抗器の表面に点接触させました。
温度の制御は今回の温度調節器の出力に接続したパワーリレーで安定化電源のAC100VをON/OFFし、安定化電源装置からホーロー抵抗器への電力供給を制御する方法で行いました。
特定の設定温度での温度変動(最高温度と最低温度)はホーロー抵抗器に供給される電力の大きさ、発熱体の蓄熱容量、発熱体の放熱量などにより変化します。



左のグラフで青い線は温度調整器のリレーがOFFになった温度、赤い線はリレーがONになった温度を示します。赤い線は厳密にはリレーがONになり、抵抗器の電源供給が止まっても抵抗器の温度は若干上がり続けるので、上がりきった温度を示しています。
緑で示す範囲で温度は上昇、下降を繰り返します。電力供給量が多いほど変動範囲が広くなります。「車は急には止まれない」と同じ原理です。
今回の回路では温度設定を最高温度にすると180〜200℃の温度になります。この温度を長時間サーミスタに与えるとサーミスタの特性が劣化する恐れがあります。R6の抵抗値をもう少し大きくして最高温度の設定可能範囲を狭くした方が良いと思われます。